GeminiのVoice remixingとは|リールの声を文章で直してそろえる方法【2026】
GeminiのVoice remixing(ボイスリミックス)は、すでにある声をもとに「少し落ち着いた話し方に」のような文章の指示で直し、新しい声として保存できる機能です。
保存した声には専用のIDが付くので、インスタのリールやストーリーズの読み上げを、毎回同じ声でそろえられます。
先に結論をまとめます。
- できること:用意された声や自分で作った声をもとに、年齢・高さ・勢い・声の質・なまりなどを文章で直して保存する
- 元の声は変わらない:直すたびに、新しい声が1つ増える
- 条件:Gemini APIで使うには、有料枠(Tier 1以上)のプロジェクトが必要
- 上限:保存できる声は1プロジェクトで200まで。最後に使ってから1年で期限が来る
これは2026年11月5日に、Gemini APIの公式ドキュメント「Voice remixing」と「Speech generation」の本文で確認した内容です。
リリースノートでは、2026年11月4日の項でこの機能が案内されています。
Voice remixingでできること
Voice remixingは、もとになる声(base_voice)に「どこを変えたいか」を文章で伝えて、新しい声を作る機能です。
一から声を設計するのではなく、近い声を選んで差分だけ直すのが特徴です。
公式ドキュメントでは、変えられる点の例として、年齢・高さ・勢い・声の質・なまりが挙げられています。
もとにできる声は、次の3種類です。
- 用意されたスタジオの声(30種類)
- Extended Voice Library(言語・なまり・役柄ごとに数百ある追加の声)
- 自分で作った声(Voice designで作った声や、前にリミックスした声)
作った声には「voice_」で始まるIDが付き、Gemini 3.8 Flash TTSとGemini 3.8 Flash-Lite TTSの両方で読み上げに使えます。
元の声は変わらず、新しい声が増える
リミックスは、毎回あたらしい声を1つ作ります。
公式の注意書きには、元の声を書き換えることはなく、元の声をあとで消しても、そこから作った声には影響しないとあります。
作った声をもとに、さらに直すこともできます。
公式のおすすめは、1回の指示で変える点を1つか2つにしぼり、試聴しながら少しずつ直すことです。
言語となまりは、指示で変えないかぎり、元の声のものが保たれます。
読み上げの対応言語の表には日本語も入っていますが、日本語の文を読ませた時の聞こえ方は、自分で試聴して確かめます。
使う前に確かめる3つの条件
Voice remixingを使う前に、次の3つを確かめます。
| 条件 |
公式ドキュメントの説明 |
| 必要な枠 |
Gemini APIの有料枠(Tier 1以上)のプロジェクト |
| 保存できる数 |
1プロジェクトで200まで(Voice designで作った声などと合わせた数) |
| 期限 |
最後に使ってから1年。読み上げに使うか、もとの声として使うたびに延びる |
Tier 1は、AI Studioで有効な請求先アカウントを設定してつないだ状態です(公式の利用枠のページ)。
読み上げの料金は、2026年11月5日に確認したドキュメントには書かれていなかったので、使う前に料金ページで確かめます。
直すたびに声が1つ増えるので、試しすぎると200の上限に近づきます。
使わなくなった声は、公式の手順で消せます。
AI Studioで声を直して保存する手順
ドキュメントでは、Google AI Studioの画面でも、APIからでもリミックスできると案内されています。
画面の細かな操作はドキュメントに書かれていないため、ここでは公式の説明(声を選ぶ・変えたい点を書く・試聴する・保存したIDを使う)に沿った流れを示します。
- Google AI Studioの音声生成の画面を開く
- 用意された声などから、目指す声に近いものを1つ選ぶ
- 変えたい点を文章で書く(例は次の節)
- 作られた声の試聴(サンプル音声)を聞く
- 足りなければ、その声をもとにもう一度だけ直す
- 決まったら保存し、voice_で始まるIDを控える
画面の表示名やボタンの位置は、変わることがあります。
APIで作る時は、ドキュメントにあるPython・JavaScript・RESTの例をそのまま使えます。
指示文の例|リールの声をそろえる場合
指示文は、声の全部を言い直すのではなく、変えたい点だけを書きます。
公式ドキュメントの例文は、次のような英語です。
Make the voice sound slightly older and more grounded, with a warm British accent and measured audiobook narration pacing.
インスタのリールで使うなら、例えば次のように、変える点を1つか2つにしぼります。
- 「話す速さを少しゆっくりにして、語尾をやわらかくしてください」
- 「声の高さを少し下げて、落ち着いた印象にしてください」
日本語の指示がどこまで効くかは、ドキュメントには書かれていません。
効き方が弱いと感じたら、公式の例文のように英語で書いて比べます。
インスタ運用での使いどころ
リールやストーリーズで読み上げを使う人にとって、声が毎回ちがうと、同じアカウントの動画だと気づかれにくくなります。
保存した声のIDを決めておけば、台本だけを差し替えて、同じ声で読ませられます。
説明用の架空の例として、小さなカフェが、毎週の新メニュー紹介のリールに読み上げを使っているとします。
この場合は、次のように決めておくと迷いません。
| 決めること |
例 |
| 使う声 |
選んだ声を1回だけ直して保存したID |
| 直し方 |
次に直す時は、そのIDをもとに1点だけ変える |
| 台本 |
毎週の文章だけを入れ替える |
声をそろえたことで再生数や反応が増えるかは、公式には書かれていません。
変えた前後の反応は、インサイトで自分で見比べます。
OpenAIで文章から案内役の声を作る手順は、prompt-to-voiceの使い方の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q1. Voice remixingは無料で使えますか?
Gemini APIで使うには、有料枠(Tier 1以上)のプロジェクトが必要と公式ドキュメントに書かれています。
AI Studioの画面だけで、無料の枠のまま試せるかは、ドキュメントには書かれていません。
Q2. 直したら、元の声も変わってしまいますか?
変わりません。
リミックスは毎回あたらしい声を作り、元の声を書き換えないと公式に書かれています。
Q3. 保存した声は、いつまで使えますか?
最後に使ってから1年です。
読み上げに使うか、別の声を作るもとに使うたびに、1年の期限がまた始まります。
Q4. 日本語のリールにも使えますか?
読み上げの対応言語の表には日本語があります。
ただし、日本語の聞こえ方や、日本語の指示の効き方は、試聴して自分で確かめてください。
リールの台本や運用の見直しから始めたいとき
声をそろえる前に、どの投稿に読み上げを使うか、運用全体のどこから見直すかを決めたい場合は、登録前に試せる無料診断を利用できます。
Instagram・SNS運用の1問無料診断で、今の運用タイプと最初に見直す点を確認する
診断は選択した回答をもとに改善案を表示するもので、Geminiの声の作り方や、読み上げの品質を確認・保証する機能ではありません。
公開日:2026-11-05
最終更新:2026-11-05
執筆:S.Earch編集部(AIを利用した原稿作成)。
運営:株式会社S.Line。
Gemini APIの公式ドキュメント(Voice remixing・Speech generation・利用枠)とリリースノートの確認と、インスタ運用への当てはめに関する編集上の提案に基づく解説です。
カフェの新メニュー紹介のリールは説明用の架空の例です。