Gemini API CLIでリール動画を文字起こしする方法|キャプションとテロップの下書きを作る手順【2026】
リール動画の文字起こしをAIに任せたいなら、Googleの公式コマンド「gemini-api」のtranscribeを使うと、動画ファイルを渡すだけで、話者とタイムスタンプ付きの書き起こしをファイルに保存できます。
書き起こしの形式は、Markdown(md)・テキスト・JSON・字幕ファイルのSRTから選べます(GoogleのGemini API CLIのガイド)。
この書き起こしを材料にすれば、投稿のキャプションや画面に入れるテロップの下書きを、手で聞き直さずに作れます。
これは2026年10月30日に公式ページの本文で確認した内容です。
インスタ運用への当てはめは編集部の提案で、成果を保証するものではありません。
Gemini API CLI(gemini-api)とは
Gemini API CLI(コマンド名はgemini-api)とは、Gemini APIをターミナルのコマンド一行で呼ぶための、Google公式の道具です。
GoogleのGemini APIの変更履歴によると、2026年10月27日付でベータ版として公開されました。
公式ガイドでは、Claude Code・Codex・Cursor・Antigravityなど、シェル(文字でコマンドを打つ画面)を使えるどの環境でも動くと書かれています。
| 項目 |
公式ページの記載(2026年10月30日確認) |
| 位置づけ |
オープンソースのベータ版。小さな版の更新でも互換性のない変更が起こりうる |
| 文字起こしのコマンド |
gemini-api transcribe |
| 書き起こしの中身 |
話者の区別とタイムスタンプが付く |
| 保存できる形式 |
md・text・json・srt |
| 動画の内容への質問 |
gemini-api analyze(動画ファイルや公開YouTubeのURLにも質問できる) |
| 使うもの |
Google AI Studioで作る自分のGemini APIキー |
名前の似た「Gemini CLI」は、それ自体が対話しながら作業するコーディングエージェントで、別の道具です。
公式ガイドでも区別して説明されています。
リール運用で文字起こしが役立つ場面
ここからは編集部の提案です。
リールの話し言葉を書き起こしておくと、次の3つの作業の材料がそろいます。
| 作業 |
書き起こしをどう使うか |
| キャプションの下書き |
動画で話した要点を、投稿の説明文に言い換える |
| テロップの下書き |
タイムスタンプを見ながら、どの場面にどの文字を出すかを決める |
| 投稿後の見直し |
どの言い回しで始めたか、どこで本題に入ったかを後から読み返す |
どれも、動画を何度も再生して聞き直す手間を減らすための使い方です。
下書きはAIが作りますが、投稿してよいかを決めるのは自分です。
始める前に用意するもの
用意するものは次の3つです。
- gemini-apiのインストール:macOS・Linuxは、公式ガイドのインストールの項にある一行をターミナルで実行します。WindowsはPowerShell用の一行が公式に載っています。
- Gemini APIキー:Google AI Studioで作り(作り方は公式のAPIキーのページ)、
GEMINI_API_KEYという名前の環境変数に入れます。
- リールの動画ファイル:書き出した動画を、作業するフォルダに置きます。
設定できたかはgemini-api whoamiで確かめられます。
公式ガイドは、APIキーを秘密の情報として扱い、ファイルやリポジトリに書き込まないよう警告しています。
呼び出しは自分のAPIキーで行うため、Gemini APIの料金ページの条件に沿って利用分がかかります。
使う前に料金ページで条件を確かめてください。
手順|リール動画を文字起こしして下書きを作る
ここでは、カフェの店員が新メニューを30秒で紹介するリールを例にします(説明用の架空の例です)。
動画ファイルの名前はreel.mp4とします。
手順1. 読みやすい書き起こしを作る
まず、読んで確かめやすいMarkdown形式で書き起こします。
公式ガイドに載っているtranscribeの書き方に、ファイル名を当てはめたコマンドです。
gemini-api transcribe -i ./reel.mp4 --format md --out ./reel-transcript.md
reel-transcript.mdに、話者とタイムスタンプの付いた書き起こしが保存されます。
手順2. 字幕ファイル(SRT)も作る
テロップを動画編集アプリで入れる場合は、同じ動画からSRT形式も作れます。
gemini-api transcribe -i ./reel.mp4 --format srt --out ./reel.srt
SRTを読み込めるかどうかは、使う動画編集アプリの説明で確かめてください。
この記事では、Instagramのアプリに字幕ファイルを読み込めるかは確かめていません。
手順3. キャプションの下書きを作る
書き起こしを材料に、キャプションの下書きを頼みます。
generateのコマンドは、--stdinを付けると、流し込んだ文章をプロンプトに加えられます(公式ガイド)。
cat ./reel-transcript.md | gemini-api generate "この書き起こしをもとに、Instagramのキャプションの下書きを作ってください。1行目に動画の結論を書き、動画で話していないことは足さないでください。" --stdin
Claude CodeやCodexを使っているなら、「reel.mp4をgemini-api transcribeで書き起こして、その内容からキャプションの下書きを作って」と頼む方法もあります。
架空の例でできあがりを見る
カフェの例で、書き起こしから下書きまでを並べると次のようになります(すべて説明用の架空の例です)。
| 段階 |
中身の例 |
| 書き起こしの一部 |
「今月から、ほうじ茶のラテを始めました。甘さは控えめで、氷を少なめにもできます」 |
| キャプションの下書き(1行目) |
今月から、ほうじ茶のラテを始めました。 |
| テロップの下書き |
冒頭に「新メニュー」、中盤に「甘さ控えめ」「氷少なめOK」 |
| 自分で直した点 |
動画で話していない「数量限定」が下書きに入っていたので削った |
最後の行のように、下書きには動画で話していないことが混ざることがあります。
次の章の基準で必ず見直します。
下書きを使う前に確かめる3つの基準
AIが作った下書きは、そのまま投稿せず、次の3つを確かめてから使います。
- 書き起こしと動画が合っているか:商品名・価格・日付・店名は、動画を見て一字ずつ確かめます。聞き間違いが一つでもあれば直します。
- 話していないことが足されていないか:「数量限定」「期間限定」など、動画で言っていない言葉が入っていたら削ります。
- 投稿の目的に合うか:キャプションの1行目で、動画の結論が伝わるかを見ます。長すぎる場合は、短くするよう頼み直します。
使う前に知っておきたい注意点
公式ページで確かめた、つまずきやすい点です。
| 注意点 |
公式ページの記載(2026年10月30日確認) |
| ファイルの大きさ |
手元のファイルをそのまま送れるのは14MBまで(base64に変換したあとで20MBまで)。それより大きい動画はgemini-api files upload --waitで一度上げ、返ってきたfiles/<id>を使う |
| 上げたファイルの保存期間 |
Files APIに上げたファイルは48時間保存(GitHubの公式リポジトリの説明) |
| やり取りの保存 |
有料の枠で新しく作ったプロジェクトは、Generate Content APIのリクエストも初期設定で保存されるようになり、Interactions APIとそろった(2026年10月26日の変更履歴)。保存させたくないやり取りは--bodyで"store": falseを渡せる(公式ガイド) |
| ベータ版 |
互換性のない変更が起こりうるため、決まった手順で何度も動かす場合は版を固定する |
お客様が映っている動画や、社外に出していない情報を話している動画は、渡す前に、保存の設定と社内の決まりを確かめてください。
よくある質問
Q1. スマホだけで使えますか?
公式ガイドで説明されているのは、macOS・Linux・Windowsのターミナルで動かす方法です。
スマホのアプリとしての提供は、確認した公式ページには書かれていません。
Q2. 書き起こしは日本語でもできますか?
確認した公式ページには、文字起こしできる言語の一覧は書かれていません。
日本語のリールで試すときは、短い動画で書き起こしの精度を確かめてから、長い動画に使うのが安全です。
Q3. Gemini CLIとGemini API CLIは同じものですか?
いいえ。
Gemini CLIはそれ自体が対話しながら作業するコーディングエージェントで、Gemini API CLI(gemini-api)は、別のエージェントやシェルから、Geminiのモデルやエージェントを呼ぶための道具です。
公式ガイドでも区別されています。
Q4. 公開済みのリールのURLを渡して書き起こせますか?
公式ガイドでは、analyzeのコマンドで公開YouTubeのURLに質問できると書かれています。
InstagramのリールのURLを渡せるかは、確認した公式ページには書かれていません。
手元に書き出した動画ファイルを使うのが確実です。
リールの作り方をどこから見直すか決めたいとき
文字起こしをAIに任せる前に、運用のどこに時間がかかっているかを整理すると、任せる作業を選びやすくなります。
運用全体のどこから見直すかを決めたい場合は、登録前に試せる無料診断を利用できます。
Instagram・SNS運用の1問無料診断で、今の運用タイプと最初に見直す点を確認する
診断は選択した回答をもとに改善案を表示するもので、Gemini API CLIの提供状況や文字起こしの精度を確認・保証する機能ではありません。
公開日:2026-10-30
最終更新:2026-10-30
執筆:S.Earch編集部(AIを利用した原稿作成)。
運営:株式会社S.Line。
Googleの公式ページの確認と、インスタ運用への当てはめに関する編集上の提案に基づく解説です。
カフェの例は説明用の架空の例です。