インスタ運用でAIに顧客情報を入れる前に|ChatGPT・Claude・Geminiの学習オフ設定と例外【2026】
ChatGPT・Claude・Geminiは、どれも設定で「入力した会話をAIモデルの改善(学習)に使うかどうか」を選べます。
ただし、オフにしても👍👎の評価を送った会話や、安全確認の対象になった会話などには例外があり、会話が一定期間保存される場合もあります。
これは、2026年10月20日に各社の公式ヘルプ(OpenAI・Anthropic・Google)の本文で確認した内容です。
インスタのDM返信やコメント対応の下書きにAIを使うなら、「設定をオフにする」と「お客様の個人情報をそもそも入れない」の両方をそろえておくと安心です。
設定の名前や場所は変わることがあり、日本語の画面では表示が異なる場合があります。
使う前に、自分のアカウントの画面と最新の公式案内を確認してください。
インスタ運用に当てはめた確認の進め方は編集部の提案であり、情報の安全を保証するものではありません。
AIの学習オフ設定とは
AIの学習オフ設定とは、自分がAIに入力した会話を、AIを提供する会社がモデルの改善(学習)に使わないよう選ぶための設定のことです。
会話の履歴を消す操作とは別の設定で、オフにしても履歴は残ります。
逆に、オフにしても学習に使われうる例外が各社の公式ヘルプに書かれています。
| サービス |
設定の名前(公式ヘルプの英語表記) |
オフにした後の扱い |
| ChatGPT |
Improve the model for everyone |
新しい会話はOpenAIのモデルの学習に使われない |
| Claude |
Help Improve our AI models(Privacy の中) |
新しい会話とコーディングセッションは今後の学習に使われない |
| Gemini(Geminiアプリ) |
Keep Activity |
Keep Activity をオフにしてフィードバックを送らなければ、今後の会話はGoogleのAIモデルの改善に使われない |
オフにしても残る例外と保存期間
設定をオフにしただけで「入力した内容が一切使われない・残らない」わけではありません。
公式ヘルプに書かれている主な例外を並べます。
| サービス |
例外・保存の扱い(公式ヘルプの記載) |
| ChatGPT |
👍👎などのフィードバックを送ると、その会話全体が学習に使われることがある |
| ChatGPT |
一時チャット(Temporary chat)は学習に使われないが、安全のため最大30日保存されることがある |
| Claude |
👍👎のフィードバックを送ると、関連する会話全体が最大5年保存され、学習に使われることがある |
| Claude |
安全確認の仕組みで検出された会話は、オフでも安全対策の改善などに使われることがある |
| Claude |
オフにする前にすでに始まった学習や、学習済みのモデルからは外れない |
| Gemini |
一時チャットと Keep Activity オフ中の会話も、アカウントに72時間保存される |
| Gemini |
人の確認を受けた会話は、アクティビティを削除しても最大3年保存される |
GoogleのGemini Apps Privacy Hubには、確認担当者に見られたくない機密情報は入力しないよう、はっきり書かれています。
設定は「使われにくくする」ための手段で、入れてはいけない情報を入れてよくなるわけではない、と考えておきましょう。
ChatGPTで学習をオフにする手順
OpenAIのヘルプ「Data controls in ChatGPT」に書かれている手順です。
- Web版:アカウントメニューを開き、Settings を選ぶ
- Data controls を選ぶ
- Improve the model for everyone を選んでオフにし、Done を選ぶ
iPhone・Androidのアプリでは、サイドバーを開き、プロフィールのアイコンから Settings を開いて、Data controls で Improve the model for everyone をオフにします。
ログインしていれば、この設定はアカウント全体(ほかの端末)に適用されます。
あわせて知っておきたい点は次のとおりです。
- 個人プランでCodexを使っている場合、この設定はCodexの作業にも適用される。ただしCodexの設定にある Include environments は別の設定で、ChatGPT側の変更では変わらない
- 一時チャットは履歴に出ず、メモリも作らず、学習に使われない(安全のための最大30日保存はある)
- ChatGPT Business・Enterprise・Edu などの法人向けワークスペースの内容は、初期設定で学習に使われない
Claudeで学習をオフにする手順
Anthropicのヘルプ「How do I change my model improvement privacy settings?」に書かれている手順です。
対象はClaude Free・Pro・Maxなどの個人向けプランと、そのアカウントで使うClaude Codeです。
- パソコン・ブラウザ:設定メニューから自分の名前を選び、Settings を開く
- Privacy を選ぶ
- Help Improve our AI models のボタンでオフにする
スマホでも、名前 → Settings → Privacy → Help Improve our AI models の順で切り替えます。
また、シークレットチャット(Incognito chats)は、モデル改善の設定をオンにしていても学習に使われないと案内されています。
Geminiで学習に使われにくくする手順
GoogleのGemini Apps Privacy Hubでは、Keep Activity の設定がオンのとき、会話やアップロードした内容がアクティビティに保存され、生成AIモデルの学習を含むサービスの改善に使われると説明されています。
この設定は Gemini Apps Activity でいつでもオフにしたり、アクティビティを確認・削除したりできます。
- Keep Activity をオフにし、フィードバックを送らなければ、今後の会話はAIモデルの改善に使われない
- 一時チャット(Temporary chats)は学習に使われない
- どちらも、応答や安全のためにアカウントへ72時間は保存される
- Keep Activity がオンの場合、アクティビティの自動削除は初期設定で18か月(3か月・36か月・自動削除しないにも変更できる)
インスタ運用でAIに入れる前の確認表
ここからは、インスタ運用でAIを使う場面に当てはめた編集部の提案です。
設定をオフにしたうえで、入力する中身も見直します。
| 使う場面 |
入れてよいもの |
入れる前に外すもの |
| DM返信の下書き |
質問の要点、営業時間・料金など公開済みの店舗情報 |
お客様の名前・電話番号・予約日時・アカウント名 |
| コメント返信の案 |
コメントの趣旨を言い換えた文 |
相手のユーザー名や、本人が特定できる書き込みの原文 |
| 投稿の企画・キャプション |
これから公開する予定の内容 |
未発表の取引先名や社内の数字 |
| インサイトの分析 |
投稿ごとの数値の表 |
顧客リストや個人と結びつく行 |
運用で気をつけたいのは、次の3点です。
- 顧客情報を含む会話では👍👎を押さない(ChatGPT・Claudeとも、押すと会話全体が例外扱いになる)
- 一時的な確認だけなら、ChatGPTの一時チャットやClaudeのシークレットチャット、Geminiの一時チャットを使う
- 会社でAIを使うなら、個人のアカウントではなく法人向けプランと管理者の設定に合わせる
よくある質問
学習オフにすると、過去の会話は消えますか?
消えません。
ChatGPTの公式ヘルプでは、Improve the model for everyone をオフにしても保存済みのチャットは削除も非表示もされないと書かれています。
消したい会話は別に削除します。
学習オフなら、DMの内容をそのまま貼ってもいいですか?
おすすめしません。
オフにしても、フィードバックを送った会話や安全確認の対象になった会話などの例外があり、一定期間保存される場合もあります。
お客様の名前や連絡先は外してから入力しましょう。
法人プランでも自分で設定が必要ですか?
ChatGPTの公式ヘルプでは、Business・Enterprise・Edu などの法人向けワークスペースの内容は、初期設定で学習に使われないと書かれています。
ただし、組織ごとの保存や利用のルールが優先されるため、管理者に確認してください。
Claude Codeにも学習の設定は効きますか?
Anthropicのヘルプでは、個人向けプラン(Free・Pro・Max)のアカウントでClaude Codeを使う場合も、この記事と同じモデル改善の設定の対象になると書かれています。
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診断は選択した回答をもとに改善案を表示するもので、AIサービスの設定や情報の扱いを確認・保証する機能ではありません。
公開日:2026-10-20
最終更新:2026-10-20
執筆:S.Earch編集部(AIを利用した原稿作成)。
運営:株式会社S.Line。
OpenAI・Anthropic・Googleの公式ヘルプの確認と、インスタ運用への当てはめに関する編集上の提案に基づく解説です。